待望の妊娠、しかも双子となれば嬉しさも2倍!
とはいえ、双子の妊婦は楽しい事ばかりではありません。
妊娠中にまず気をつけなければならないのが、ママの体重管理です。
体重が増えすぎてしまうといろいろなリスクが増えてしまい、ママだけでなく子ども達も危険なことになりかねません。
双子妊娠のママの体重増加の目安は、単胎の倍?
その答えは「NO!」です。
多胎妊婦の体重増加については、きちんとした指針があるわけではありませんが、一般的に「12㎏増くらいまで」と言われています。
元気な双子に出会うためにも、どのように体重管理をすればいいのか、じっくりと見ていくことにしましょう。
双子妊娠で体重管理の仕方や気をつける事って何をすればいい?
妊娠中のママの体重が増えてしまうと、ママだけでなく子ども達にも大きなリスクを背負わせてしまうことになります。
ママがきちんと体重管理をすることでそのリスクは減らせるのですから、頑張って体重増加を抑えておきたいですね。
ママの体重増加で陥りやすい症状を紹介します。
◎妊娠高血圧症候群
妊娠中の体重増加・塩分の多い食事などにより妊娠高血圧症候群を発症しやすくなります。
妊娠高血圧症候群を発症すると、胎児の発育不全や出産時のトラブルにつながりかねません。
知り合いの双子ちゃんママは予定帝王切開の3日前の健診では大丈夫でしたが、手術前日の入院時から「血圧が高い」と言われ、薬を飲んでも改善されませんでした。
結果、入院したその日の夜に緊急帝王切開で双子を出産することになりました。
自覚症状はなかったみたいですが、看護師さん・医師の慌てぶりを見るとやはり危険な状態だったのだと思うと言ってました。
◎妊娠糖尿病
妊娠糖尿病は体質や食生活・生活習慣の乱れで発症しやすいと言われています。
食べ過ぎや運動不足を防ぐが妊娠糖尿病を防ぐ第一歩です。
妊娠糖尿病を発症すると妊娠高血圧症候群も発症したり、流産・早産の危険性が高まったり、赤ちゃんが巨大児になりやすかったりします。
双子妊娠の場合、運動制限がかかることもありますので体重管理が難しいと思われる方も多いでしょう。
ですが、母子の健康のため食生活や生活習慣を見直して体重が増えすぎないように気をつけなければなりません。
私は、食べたものを記入するレコーディングダイエットを助産師さんに進められて実践していました。
双子妊娠の場合は、子ども達に鉄分を多く取られがちになりますから、鉄分の摂取を心がけることが大切です。
私は妊娠中期頃から鉄剤を処方されて飲んでいました。
普段の食事から摂る鉄分が足りていなかったようです。
双子妊娠していると体重が増えやすいって本当?
双子妊娠は体重が増えやすいと言われます。
それは、
・赤ちゃん2人分の体重
・羊水が単胎より多くなる
・むくみやすい
という原因があるからです。
むくみがひどくなると血圧の上昇・尿たんぱくにつながるので、足を意識して動かすようにしましょう。
また、入浴中に足の裏・ふくらはぎ・太ももをマッサージするのも効果的です。
私は家にいるとき、メディキュットを履いていました。
双子妊娠していると足のむくみがすごいので、普通のメディキュットだと痛くて履いていられませんでした。寝ながらメディキュットは普通のよりもゆったりしていて、履いていても痛くならずに履いていられました。
双子妊娠しても体重増加の目安は単胎妊娠と同じ?
双子妊娠の場合の体重増加については「単胎妊娠に準ずる」とされています。
単胎妊娠の妊婦については、妊娠前のBMI値によって体重増加の目安が決められています。
妊娠前のBMIについて、
18.5未満の場合:+9~12㎏程度
18.5~25未満の場合:+7~12㎏程度
25以上の場合:個人によって対応、+5㎏程度くらいが目安
と言われています。
妊婦の身長や体重は妊娠初期に測りますから、医師や看護師はその値からBMI値を把握していると考えられます。
私の場合は「12㎏程度の増加で抑えるように」と言われましたが、最終的には14㎏増えました。
それでも特に「増えすぎています」とは言われなかったので、ギリギリ許容範囲だったのかな?と解釈しています。
まとめ
双子を妊娠したママの体重管理について、紹介しました。
周りに双子の出産経験があるママがいないと、なかなか相談もしづらく不安になってしまうママもいるでしょう。
双子ママの体重増加は、妊娠前のBMI値を参考にあまり深刻になりすぎず管理していくのがおすすめです。
妊娠高血圧症候群・妊娠糖尿病・むくみなどに気をつけつつ、食事と生活習慣に気をつけて妊娠期間を過ごしてください。
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