「ドラム式の洗濯機に買え変えてから、なんだか柔軟剤の香りがしなくなってるような、気のせいかしら?」なんて思っていたのですが。
先日、娘の友達のママと話していたら、私と全く同じことを言っていてビックリしました。
そこで早速調べてみたんですが、あらあら、気のせいではなかった!
ドラム式の洗濯機を使っていらっしゃる方で同じように思っている方が結構いるんです。
今日は、私が調べた「ドラム式の洗濯機で柔軟剤の香りがしない理由」と「解決策」をシェアしたいと思います。
ドラム式洗濯機で柔軟剤の香りがしないのはどうして?
ドラム式の洗濯機で柔軟剤の香りがしないことについて、考えられる原因がいくつかありました。それがこちらです。
- 少ない水量のところに、柔軟剤が投入されるので、柔軟剤が上手く付着していない。
- 柔軟剤の投入する量を超えていたり、洗濯機の洗剤ケースを勢いよく閉めたことにより、最終すすぎの前に柔軟剤が流れだしてしまっている。(※サイフォンの原理)
- 固形タイプや柔軟剤が分離してしまい、洗剤ケースに固まり、ごびりついてしまっている。
- 濃縮タイプの柔軟剤使用で詰まりを起こし、投入した量がきちんと洗濯槽に落ちていかない。
- 選択層の内側が汚れて雑菌やカビが繁殖し、柔軟剤の匂いよりもそれらの放つ匂いが勝ってしまっている。
ドラム式洗濯機の洗浄方法 の解説!
最初に「ドラム式洗濯機の洗浄方法」を説明しておきますね。
ドラム式の洗濯機が、縦型洗濯機に比べて、少ない水量で洗い上げることは、知っている方が多いと思います。
では、どのようにして、少ない水量で洗浄しているのか。
それは「叩き洗い」です。
洗濯層がななめや横の状態で回転することにより、衣類が上から下へ落ちます。
その動きを利用して「叩き洗い」をしているんですね。
ちなみに、縦型洗濯機は、たっぷりの水量を使い、水の遠心力で衣類同士をすり合わせるようにして洗浄しています。
ここで1つ豆知識! 洗浄力を決めるのはなんだと思いますか?
「洗剤の量?洗う時間?」と、思う方が多いのですが、実は「水量」なんです。
水量が少ないと汚れは落とせないんです。
ということは、ドラム式は水を節約することは出来ますが、縦型洗濯機に比べると、洗浄力が劣ってしまうんですね。
柔軟剤の香りがしない原因1 水量問題
柔軟剤は衣類の表面に付着し、衣類をふんわりと仕上げ、香りをつけてくれるのですが、そのためには衣類の汚れと、前回の洗濯でついた柔軟剤をきちんと落とせていないといけません。
洗いの段階で十分な洗浄がなく、前回の柔軟剤がきちんと落とされていない状態だと、新たな柔軟剤を入れても、衣類にうまく付着していないのが原因と考えられます。
柔軟剤の香りがしない原因2 自動投入問題
各洗剤の投入口があるタイプは、洗剤や柔軟剤を投「サイフォンの原理」というのを利用して入れています。
簡単に説明すると、チューブを使い、水の出発点、到着点に高低差をつけて、そこに大気圧や重力を生じさせ水を移動させていく原理です。
この原理で、投入口に入れた柔軟剤が、最後のすすぎの時に一気に洗濯層に流れ込む仕組なんですね。
ですが、柔軟剤の量が多すぎたり、衝撃が加わることにより、最後のすすぎの段階で投入されていないのが原因です。
柔軟剤の香りがしない原因3 分離しやすかったり溶けにくい柔軟剤を使用している
特に冬の冷たい水温でそれらが水によく溶けず、ケースやチューブ内で固まってこびりついてしまっている場合もあるケースです。
柔軟剤の香りがしない原因4 洗濯層内部の汚れ
汚れや溶けきれなかった柔軟剤などが槽の中に付着し、雑菌やカビが繁殖しています。
それらが大量に含んだ水で洗濯をしていることになるので、当然、衣類が臭います。
こうなると、いくら柔軟剤の香りで誤魔化そうとしても、すぐに嫌な匂いに変わるんですね。
特に梅雨の時期には、この雑菌が原因で起こる洗濯物の匂いに悩まされる方が多いですよね。
解決策は?ドラム式洗濯機の柔軟剤を入れるタイミングは?
では、どうしたらいいの?洗濯物のいい香りを諦めたくはない!という方に、いくつかの解決策をご紹介します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ポイントは一度に入れる洗濯物の量を減らすこととだと思います。
その他は、こまめに洗濯槽の洗浄を行い、カビや雑菌を繁殖させないこと。
私はこれを知ってからは、臭いのもとを誤魔化しているようで嫌なので、潔く柔軟剤使用をやめました。
その代わりに、タンスにアロマオイルを含ませた布を入れたり、石鹸を入れています。
ほんのりと心地よい香りがし、気分によって香りも変えられるので気に入っています。
以上のことが「ドラム式洗濯機で柔軟剤が香らない原因と対策」です。
快適なお洗濯をするための参考になったら嬉しいです。
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